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他医療機関の方へ

 この度は当院のホームページを閲覧していただき誠にありがとうございます。当院は土気の地で半世紀にわたり地域の皆様と共に歩んでまいりました。今後も地域の為に診療のみならず皆様の心のよりどころとなれるよう努めてまいります。
 当院での受け入れ条件等まとめさせていただきました。ご一読いただければ幸いです。

病院の理念

①患者さん、ご家族と共にある病院を目指します。

②患者さん一人一人に合わせた治療を提供します。

③分かりやすい開かれた医療を実践します。

④満足度ナンバーワンの地域密着型病院を目指します。

受け入れの条件

医療区分については設定はしておりません。
気管切開の患者さんは呼吸器がありませんので開放が可能あるいはスピーチカニューレ等でしたら可能です。交換も当院で行います。
酸素は鼻カヌラ、マスクともに可能です。
胃瘻の患者さんは受け入れ可能です。交換も当院で行います。ただ一部器具によっては当院で交換できない物があるのでその際は交換可能な物にしていただくか貴院での交換をご依頼する場合がございます。
IVHは受け入れ可能です。交換も当院でできます。ただ当院で開始する事は難しいので施行した上で転院するようお願い致します。
認知症の患者さんは受け入れ可能です。ただ徘徊がひどいケースや暴力等が予測されるケースはお受けする事ができません。
感染症の患者さんですが内容によります。例えば肺炎後、腎盂腎炎後、腸炎後等の方は可能です。届け出の必要な方例えば結核等の方は培養等で感染の可能性が無いとが確認できてからであれば受け入れ可能です。肝炎等についても感染力を医師が判断し受け入れについては判断させていただきます。
痰の吸引が必要な患者さんも受け入れ可能です。ただ持続吸引が必要な場合や夜間吸引が頻回な場合は受け入れできない場合がございます。
導尿の患者さんは受け入れ可能です。自己導尿や定時のみであれば大丈夫ですが頻回な場合等はバルーンを留置させていただく場合がございます。

当院では急変時処置(心臓マッサージ・気管挿管)はいかなる場合でも行っておりません。
またその状況からの転院も行っておりません。

どのような病状、状態の方が多いか

基本的に療養型ですのでベッド上で生活されている方がほとんどです。多いのは末期がんでのbest supportive care、脳卒中・認知症の末期で家庭や施設での生活が困難になったケース、老老介護で医療を要するための入院といったものがあります。
当院では患者さんのみならず家族の方と綿密にお話を重ねその患者さんにあった治療をチームで考えております。入院時は必ず主治医よりその方の予後や状態、ご家族のご希望等しっかりとインフォームドコンセントを行います。その後全ての職種の責任者が話し合いを行います。例えば当院では一人一人食事メニューは異なります。好き嫌いやその日の状態によって医師と看護師と栄養科、薬剤師が話し合い治療方針を決定しております。患者さんのご家族からは良いご評価を頂いております。ちなみに当院の食事はおいしいと評判です。

入院生活の一日の流れ

朝起床は6時です。その後バイタルチェックと状態確認を行い8時に朝食を摂っていただきます。午前中は入浴やリハビリテーション、褥瘡がある方は処置等を行い12時に昼食です。午後もリハビリテーションや処置があり午前中の様子で主治医の診察と治療が行われます。ご家族の面会も午後にしていただいております。夕食は18時でその後消灯までは思い思いに過ごしていただきます。
胃瘻の方や点滴の方も基本的に時間は一緒です。状態が良い方については談話室で食事を摂っていただいております。
内服は看護師が目で見て確認しその時間に服用していただいております。お部屋にテレビはございませんがアンテナの引き込み口はありますのでお持ちいただければ視聴していただけます。3階の談話室には皆さんが見ることができるようにテレビを設置しております。

リハビリ実施状況

当院では積極的に入院患者さんのリハビリテーションを行っております。状態を理学療法士が確認し週2回か3回ベッド上あるいはリハビリテーションセンターで行っております。歩行可能な方は散歩等も行い主治医と相談し状態が良ければ外出や外泊訓練も行っております。

相談室の有無/業務内容と職種

当院では医事課が転院相談を行っております。現在在籍する職員は転院については全員が対応可能ですのでご連絡ください。別個に相談室は設けておりませんが主治医が患者さんの状況を見て施設や退院については適宜対応しております。

入院期間と平均在院日数

入院期間については様々で長期の方は10年間くらい入院している方もいます。病院の方針としてご家族からのご希望があれば入院を継続していただく事にしております。
平均在院日数ですが末期の方が多いため平均すると2〜3ヶ月が多いです。ただ施設やご自宅にお帰りになる方も定期的にいらっしゃいます。

看護体制

基本20:1の体制です。看護師長を中心に看護師・看護助手が対応をしています。夜間については2人体制です。褥瘡対応チームも看護師の中であります。

面会時間の制限

特別な事情が無い場合月曜日~土曜日は午後1:00~午後7:00、日曜日は午前10:00~午後7:00、消灯午後9:00となっております。
ご連絡いただけば時間外も対応致します。
状態に応じて面会時間を制限させていただく場合がございます。

入院費用

お一人お一人の保険によって負担は変わります。区分によって入院費の基本料が決まります。当院では衣類に関しても衛生上レンタルになっておりますのでその分と食事やおむつ等の費用、状態によっては個室代が別途かかります。(1,620〜4,860円)部屋の移動に関しては主治医が指示します。

入院相談から入院までの流れ

まず入院のご相談を頂きましたら一度患者さんの状況を詳しくお伺いします。その後一度預からせていただき医師と相談します。そこでまた追加で質問等こちらからさせていただく事がございます。その後ご家族との面談があります。そのときは看護師長と事務の担当者がお話を伺いご家族にご不明点のないようにします。そこでご家族もご了解いただければ転院の日時をご相談させていただき入院という事になります。

転院のご依頼をされるときに確認して頂きたい亊、注意して頂く事

患者さんの状態よりもご家族の受け入れ状況が重要です。基本的に患者さんの不利益にならないよう転院はお引き受けできればと考えております。一度ご家族に足を運んでいただき医師としっかりお話しいただく事で解決できる問題もあると考えておりますので一度ご相談ください。
退院時内服については2週間処方お願いしております。

さいごに.. 

 当院は療養型ですが元気な方はお家に外出したり退院したりできるように全力でサポートさせていただく病院です。たとえ余命が短い方でも人生の最期を大切な人たちと少しでも長くお過ごしいただけるよう患者さんだけでなくその方に関わっている皆様のフォローも主治医を中心に行っています。
『人生の大切な時間を大切な皆様とゆっくり過ごせる自宅のような病院』を目指し今日も診療にあたってまいります。
 今後とも鏡戸病院をよろしくお願い致します。

診察・面会時間について

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